床の間 Now・Currently on display 2024年2月

「雪燈徹暁天」

「雪燈徹暁天」(せつとう ぎょうてんに てっす)

「うっすらとした雪明りは、夜明けの空の様にやさしい光をはなち続けている」

筆・元臨済宗妙心寺派管長 峰尾大休老大師 (みねおだいきゅうろうだいし)

江戸時代最終期の1860年、武蔵国(現在の東京都、埼玉県、神奈川県などを含む一都二県) に生まれる。1879年鎌倉円覚僧堂に掛塔。今北洪川老師、釋宗演老師に参禅し印可を受ける。
1904年関東初の妙心寺派専門道場である平林僧堂を開単。豪放磊落な傑僧として地域住民から経済人、文化人に至るまで多くの信仰を集める。

道号は大休。室号韜光窟(とうこうくつ)。俗姓峰尾。臨済宗妙心寺第585世。妙心寺派第16代管長。1954年寂、94才。

この「雪燈…」については、色々と調べてみましたが、出展や背景が全くわからないので、私なりに情景を思い浮かべてみました。

 ”夜中に降り積もった雪に月明りがあたり 普段見られない幻想的で美しい景色が広がっている”

自然の節理から、自分の出来ること(役割)を精一杯果たすことの大切さを説いているように感じます。

そして、人工光の登場以前は、陽光、月光、蛍光、雪明かりなどの自然光がもっともっと身近で大切なものとして感じでいたと思います。

未だ停電などインフラが復旧していない能登半島の皆様の一日も早い復興を願わずにはいられません。

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