床の間 Now・Currently on display 2020年5月

「一鉢千家の飯」

「一鉢千家の飯」(いっぱつ せんけのはん)

修行僧の持鉢・茶碗の中には托鉢で頂いた多くの家の大切なお米が入っている

修行は、多くの人たちに支えられて出来ている事を忘れてはならない

「青山元不動 白雲自ずから去来す」(せいざん もとふどう はくうん おのずからきょらいす)

 青山・悟りは、もともと微動だにしない。白雲・煩悩が去来するだけだ

 「歩々是道場」(ほほ これ どうじょう)

 修行は道場の中だけではない。托鉢、作務など日常の一挙手一投足が修行である

筆・妙心寺第626世 泥龍窟老大師

兵庫県生。西宮海清寺の中原南天棒に師事し、のちに八幡円福寺の玲竹軒神月徹宗に参じその法を嗣ぐ。1937年から17年間円福寺専門道場師家を務める。この間、修行中の金剛寺先住中道承謙和尚を指導。1954年寂、60才。

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