文化の日に多くの応挙ファンが…(2024年11月11日付)

コロナ禍は中止していた「応挙展」を昨年復活、今年も去る11月3日文化の日に開催し、晴天にも恵まれ多くの応挙ファンに楽しんで頂きました。

開場は9時でしたが、8時前に神戸ナンバーの美しいグリーンの車が到着。「この日が楽しみで、早く着いてしまいました」と、ありがたいお話。

昨年も手伝いに来て、「修士論文のテーマは金剛寺の群仙図、学芸員を目指しています。」と言っていた女子学生が、某県立美術館の学芸員に採用され、今年も前日にやってきて準備から手伝ってくれました。

前回の「最新のお知らせ」(10月15日付)に、「今回は午前10時に来られている方だけの、サプライズが…?」と書いたのは、この時に研究の一端を話してもらおうと思ったから。

僅かな時間でしたが「応挙は、様々な仙人をまとめた書物や観相学を事前に研究して描いていると思われる」と解説。

私の「応挙自身は既成概念に囚われない自由な発想で様々な新しいチャレンジをするが、描く絵は人間の持つ本能(先入観や既成概念)をうまく逆手に利用している」との考えとも一致。

今後、美術史学会で論文を発表後に、亀岡でも講演をしてもらおうと考えています。

私も、今回の応挙展以降、群仙図の空間利用についての新たな発見もあり、次回の最新のお知らせで発表したいと思います。

毎年併設開催しているパッチワーク展
当日の応挙展を伝える新聞

コメント

タイトルとURLをコピーしました