去る3月26日(日)、ウクライナから避難されている母子など25人が金剛寺を訪れられました。
これは、ウクライナの人々を支援するボランティア団体の活動に共感したNPO亀岡人権交流センターが、前日から受け入れ、寺に案内されたもの。
到着後本堂で、今回の侵略により亡くなられた全ての人々の冥福と全世界の平和を祈願して法要を行い、全員で焼香しました。
応挙の波涛図の説明をすると、「ウクライナで鶴は、昔から平和をもたらすと言われる特別な鳥です」と。「日本でも鶴はおめでたい鳥です」と説明、お互いに思わぬ共通点を発見。
廊下、座敷には妻の趣味のパッチワークや木目込み人形を展示。ウクライナの女性もパッチワークや小物づくりが好きらしく、手作りの小物のプレゼントに皆さん大喜び。
「私たちは避難しているが、男性は国に残って戦っている。一番大切なのは、私たちの文化や歴史を未来に受け継ぐ子ども達を守ること。苦しくても頑張ります」と、話されたのが印象的でした。
利権や権力者の都合ではなく、そこに生活する人たちの思いや願いを尊重する「多文化共生」の精神に立ち返れば、自由で平和な世界になるはずだと考えながら、あっという間に楽しい2時間が過ぎました。
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