1999年・波涛図8襖の複製を寄進

新本堂の落慶に合わせ応挙画複製を

1999年(平成11年)1月24日 日曜日 京都新聞丹波版より

「亀岡・金剛寺 応挙のふすま絵 鮮やかよみがえる」

亀岡市曽我部町の臨済宗天竜寺派金剛寺で23日、亀岡ゆかりの江戸時代の日本画家・円山応挙が同寺に残したふすま絵「波涛(はとう)図」(重文)の復刻版の贈呈式と開眼法要が営まれた。
 同寺は、円山応挙の菩提(ぼだい)寺。波涛図は荒波に岩とツルが配された二十八幅の大作で、当寺で描かれた。現在は、東京国立博物館に寄託されている。
 同寺が本堂と庫裏を改修するのに伴い、応挙の顕彰活動をしている「円山応挙顕彰会」(山田三郎会長)が新しい本堂のふすま絵に、とメーン部分八幅の復刻事業を進めていた。
 本堂で行われた贈呈式では、山田会長が「『近代絵画の祖』応挙が育ち、勉強した金剛寺で、そのよすがを思い起こせるのは、私たちにもすばらしいこと」とあいさつ。続いて参加者代表らが須弥埋(しゅみだん)両わきに四幅ずつ並んだふすま絵を除幕し、波涛図復刻版を披露した。開眼法要も営まれ、同寺の檀家(だんか)や関係者らが静かに完成を祝った。 (以下省略)
 
KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
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