2019年・波涛図4襖を追加で寄進

従来の8襖の間に、4襖の波が入り12襖がつながる

2019年7月17日水曜日 京都新聞丹波版

応挙複製襖絵4面寄贈 亀岡・金剛寺 225回忌に合わせ

 江戸時代の絵師、円山応挙ゆかりの金剛寺(亀岡市曽我部町)で15日、応挙が描いた襖絵「波涛図」のうち、昨年新たに複製された4面の贈呈式が行われた。
画聖円山応挙顕彰会が、20年前に複製した襖絵8面に加え、昨年秋に4面を寄贈。
この日営まれた法要に合わせ、同会の前田逸郎会長(79)から同寺に正式に受け渡された。
 従来よりある、ツルが岩場で静かに羽を休めている部分とは対照的に、波しぶきが上がり躍動感のある4面。従来の部分と柱を隔てて直角に2面ずつ取り付けられ、応挙が空間の見せ方にこだわったという作品がよみがえった。
 今年は応挙の225回忌で、中道承碩住職(67)は「節目の年の寄進に応挙も喜んでいることだろう」とあいさつした。 (以下省略)

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