画聖圓山応挙顕彰会が「波涛図」の配置を図解したリーフレットを制作 (2026年1月25日付)

応挙が金剛寺に残した「波涛図」は、仏間前面の3室に描かれていましたが、襖を入れ替える事により広大な“大海原“となる事は以前からお話してきたとおりです。

この度、画聖圓山応挙顕彰会が2つの配置パターンを具体的に説明したリーフレットを製作しました。

パターン①
これは、従来からの一般的な配置で、3室に仕切った状態でそれぞれ3次元空間となりますが、部屋を移動しないと全体を観ることは出来ません。

パターン②
これは、私が約25年前に気付いた配置。襖8枚を移動させると畳24畳の広い空間が出来上がり、襖16枚と4枚、4枚の波が連続します。
さらに部屋の外側にも、鶴や陸地のある空間が生まれ、広大な3次元空間となります。

これらは、どちらの配置が正解ということではなく、本堂の使用形態により襖を移動させても波が連続するよう応挙が計算して描いたと云う事です。

既成概念にとらわれない自由な発想で、30面の襖と1間の壁紙に迫力ある“大海原”を描きあげただけでなく、本堂の使用形態を熟知した応挙らしい発想とチャレンジにあらためて感心させられます。

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