2014年・群仙図2襖の複製が完成

「鉄拐」(てっかい)「東方朔」(とうぼうさく)のデジタルアーカイブ作品

2014年(平成26年)3月15日土曜日 朝日新聞より

痛み防ぐ応挙の複製画 群仙図の2幅金剛寺、常設展示へ

 亀岡市曽我部町の金剛寺で、江戸時代の絵師、円山応挙の障壁画「群仙囲」全12幡のうち2幅のデジタル複製画が完成し、13日、報道陣に披露された。
 亀岡生まれといわれる応挙は幼少時、同寺で小僧生活を送った。1788(天明8)年には両親の追善供養のため、本堂の襖や壁に「群仙図」「波涛図」「山水図」(いずれも重要文化財)を措き寄進した。これら3図は後に軸装され、「波涛図」と「山水図」は東京国立博物館に寄託。「群仙図」は寺の収蔵庫で保管し、毎年11月3日に公開してきた。傷みを防ぐため、市民らでつくる「画聖円山応挙顕彰会」と同寺がNPO法人・京都文化協会(下京区)に複製を依頼した。
 複製された2幅は、縦174㌢、横は89㌢と92㌢。中国古代の仙人「鉄拐」らが墨で精密に措かれた原画を高精細で復元した。 (以下省略)

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