山水図

本堂上間の床間と襖に「山水図」が描かれています。應擧は、若年時代に覗機械(のぞきからくり)に用いられた「眼鏡絵」を描いていますが、そこで会得した透視遠近法は、後年の應擧の作品に大きな影響を与えました。

当寺の「山水図」にも近景から中景、さらに遠景へと拡がる構図の中に、透視遠近法を吸収した跡をうかがうことができます。また、余白をたくみに利用し、画面の空間性をみごとに生かしています。

作品には「天明戊申暮夏写 平安源應擧」の落款と「應擧之印」が押されています。