群仙図

本堂下間の床間と襖には、中国古来の列仙が描かれています。應擧は、人物の顔貌 ( がんぼう ) を類型的にとらえようと「人物正写図巻」という作品を残していますが、そこに描かれた人物像の典型が、この「群仙図」にも生かされています。

肥痩緩急濃淡(ひそうかんきゅうのうたん)のある描線で描かれた仙人たちは、世俗的な雰囲気を強くただよわせながら、典雅でしかも均整のとれた應擧の人物画の特徴をよくあらわしています。

作品には「天明成申晩夏写 應擧」の落款と「應擧之印」が押されています。